メニュー

Close

HOME

企業の海外進出と、アジアのマーケット・カルチャー

2016.07.22

  • 日本経営グループ 海外事業部のメンバーが、海外出向をスタートしてから3年が経過する。
  • それぞれの国で、記帳代行や税務のアウトソーシング、企業海外進出サポート、プロジェクト・マネジメント、アドバイザリー業務、ストラクチャー再構築など、現地でのビジネスを担当・展開してきた。
  • 藤井邦夫(タイ)、金築広之(香港)、吉岡寛(フィリピン)に、企業の海外進出の現状とアジアのマーケット・カルチャーについて尋ねた。

 

― 出向先での主な業務と、出向にあたっての苦労したエピソードを聞かせてほしい。

 

DSC07811藤井(タイ) 2013年からバンコクに出向しています。初日は契約の関係でアパートに入れず、フロントのソファで一泊したことを覚えています。マーケットが急成長している時期で、一部上場企業だけでなく、中規模の製造業やサービス業も日本から進出していました。毎日会議室が埋まるほど新規の相談があり、日本では考えられない熱気に衝撃を受けました。出向先では、1年でお客様が倍増しました。当初は、記帳代行や税務のアウトソーシングが業務の中心。私はお客様担当として、英語とタイ語で期日管理や品質管理を担っていました。その後、進出がやや下火になると、法務やリスクマネジメントなど業務メニューを拡大していきました。私自身も、自治体関係の業務や進出支援などを開拓し、多くの人脈を得ることができました。

DSC07804金築(香港) 2014年から香港に出向しています。私の場合は、ビザが取れないまま香港に入国しました。ホテルもなく、夜の9時に空港に着いて、そこで一晩明かしました。ビザが取れるまで、ホテルを転々としました。仕事もできないまま、どんどん安いホテルに移っていき、精神的なプレッシャーはかなりのものでした。3週間後に晴れてビザが取れ出向先での勤務が始まったわけですが、香港のマーケットは成熟しており、監査や税務申告・日系企業の経営者に英語での翻訳などを担当することになりました。期日管理などのプロジェクト・マネジメントが主ですが、新規営業も行っています。どの国でも同じだと思いますが、成約率が低いと次第に周りから協力が得られなくなっていきます。お客様の業界の状況を分析し、いかに戦略的に営業をするかを叩き込まれました。

DSC07801吉岡(フィリピン) この2016年からフィリピンに出向しています。HIDA&JETROの国際化促進インターンシップで現地経験を経てから出向していますので、他の二人に比べればスムーズに溶け込むことができたと思います。インターンシップの前に、現地で一ヶ月の語学研修に参加していたので、英語でのコミュニケーションにも抵抗感はありませんでした。出向先は監査や記帳代行、アウトソーシングなどもしていますが、私は Taxやアドバイザリー業務などをメインにしています。ただ、相手の文化や価値観を読み取って提案しなければならないということは、日本にいるとき以上に意識するようになりました。

 

― 一言でアジアと言っても、国によって文化も国策もマーケットも、それぞれ違うと思うが、実際に現地でビジネスをしていて感じることは何か。

 

藤井(タイ) この3年間、タイについては中小・中堅企業を含めて進出が積極的だったと思います。消費意欲は旺盛で、貯金をしなくても将来に不安を感じない若者が多い。それだけ、成長の勢いがあるのだと思います。

金築(香港) 逆に香港のマーケットは成熟しており、工場を撤退し、東南アジアにシフトするお客様も少なくありません。アジア市場における会社のストラクチャーの再構築なども、重要な戦略になっています。

吉岡(フィリピン) フィリピンはタイ+1、チャイナ+1と言われるように、進出先として期待されている国だと思います。タイ同様、国民の消費意欲は旺盛です。ただ、日本を含めて外国企業の参入は一筋縄ではいかないので、いろいろと工夫が必要になります。 


藤井(タイ)
 私もそうですが、海外進出を検討する企業からの相談に対応しようと思えば、出向先の国だけを知っているという事では難しいと感じています。そこで意識的にタイだけでなく東南アジア諸国を仕事で訪問しました。各国の専門家とのネットワークが構築でき、私自身も各国の投資環境等を肌感覚を持って考え、伝えられるようになりました。これは、大きな財産だと思っています。確かに言葉の壁もあれば、根本的なカルチャーの違いということもあります。当初は愕然としたこともありましたが、そのような多様性を受け入れることができるようになったことも、貴重な体験です。

それは同時に、日本人の強さがどこにあるのかに気づくということでもあります。上司やお客様からの応援、なによりも家族の理解がなければ、実現しなかったことです。日本のお客様にとって利益実感のあるお役立ちができるように、培ったネットワークや経験・価値観を次の展開に生かしていきたいと思います。

 

 

日本経営へのご相談は、カンタン専用フォームにて。

 

「東南アジアへの進出・再構築」について、検討したい。

日本経営のサービスについて、概要を知りたい。

具体的な提案や見積りを依頼したい。 

 

このような場合には、専用フォームからお問い合わせください。

サービスのお問い合わせ・ご提案依頼は、こちらから 

 

 

お電話でのお問い合わせは、こちらから(平日9:00~19:00)

大阪 06-6868-1174 (担当 齋藤)

 

GROUP

日本経営グループトップ

NK倶楽部
©日本経営グループ