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コンサルタントの視座・着眼「”節”のある経営」

2019.03.05

「節」のある経営

株式会社日本経営 取締役 小畑隆成 

 

「節」を大事にしている組織ほど、ダイナミックに成長している

桜の開花宣言が始まりだすと、「新しい年度の始まり」をより実感させられます。

この時期は何かと忙しくされている方も多いかと思います。

さて、この「年度替わり」は経営においては大きな「節」といえます。

節とは「くびれ、ものの結びつき部分」などの意味がありますが、経営の中においてこの「節」を大事にしている組織ほど活力があり、ダイナミックに成長しているように思います。

 

年度が替わる「節」と、思いを持った深い総括

例えば、前述の「年度が替わるとき」は、その最たる例でしょう。

新しい方針、新しい計画、新しい組織、新しい人材など、経営のあらゆる事柄が見直され、次の一年に生かされます。

しかし、そのとき、思いを持った深い総括がないままに未来の計画を作ってしまうと、「より良く」していこうといくら活動しても、学びが積み上がっていかないものです。

場合によっては「堂々巡り」とか「毎年この問題は変わらない・・・」といった状態に陥りがちになります。

 

「節」をつくり、組織の時間軸の中に一つの波を生む

ところで、私ども日本経営では、「四半期先行管理」という言葉が行き交っています。

これは一年を春、夏、秋、冬のように四半期ごとで4つに分け、


という考えです。これも1年間の中に四季に見立てた「節」を作った例といえます。

実務ではこの通りにいかないことも多いのですが、それでもこうした節が意識されているだけで、組織の時間軸の中に一つの波が出来るためマンネリ化防止の一つの工夫といえます。

 

「節」というきっかけを、次の何かに生かそうとするか

このように各社様々な節があると思いますが、個人の中にも節は存在します。

例えば、身近では、朝起床したとき、会社に出勤したとき、お客様とお会いするとき、上司や部下と接するとき、資料をチェックするとき、なども自分が一つの「節」と思って意識している方は、その節目に思いや意味を見出すきっかけになるかもしれません。

逆に、それは当たり前にあることで、昨日も今日も、そして恐らく明日もあること、と思い込んでいては、その瞬間瞬間の違いや意味に気づくことは難しいかもしれません。

節には「きっかけ」の意味合いもあるとおり、何をきっかけと捉えられるか、そのきっかけを次の何かに生かそうとするかしないか、また、できるかどうかも結局は全て自分自身なのです。

 

新入職員の迎え入れという「節」

さて、「節」について触れてきましたが、新しい出会いもまた一つの節です。

この時期には新入職員を迎え入れられる法人も多いと思います。

皆様の職場では、また、皆様ご自身では、「新人受け入れ」という節に対して何か意識をされていることはありますでしょうか。

「初心に戻る」と言われますが、この言葉にも色々な捉え方があるように思います。

「自分自身の新入社員の頃を思い出し、気持ちを新たにする」ということもあるでしょう。

 

これを「節」目に、立場が変わった新しい自分がスタートする

しかし一方では、新入社員の頃とは立場、経験、状況が全く異なるので、初心に戻ると言っても、本当にそうなるのは難しいのも事実です。

そこで、別の視点として、「入社して15年目、管理職になった。ここを節目に、これまでの私ではなく、次の世界に新しく入社した」と捉えてみるのもいいと思います。

誰しもが自分は変わっていないと思っても、周囲からの見方や期待、役割、願いなどは刻々と変わっています。

新入職員の迎え入れという「節」をきっかけに、一年経験が増えて、立場が変わった新しい自分がスタートする。その新世界のスタートとしてみると、その時の初心は、「自分に対する決意表明としての初心」になります。

 

私たちも、どのような立場になっても、それを節目に、自分を支えてくれる周囲のスタッフや期待をして下さるお客様、社会の中で求められているものなど、その願いや思いにしっかり気づくことが出来る感性を磨いていけるよう精進していける自分でありたいと思います。

今後とも、よろしくお願い致します。

 

メッセージの執筆者

小畑隆成小畑隆成(おばた たかしげ)
株式会社 日本経営 取締役


病院の人事制度構築やスタッフ教育、労務対応に加えモチベーション向上を軸とした収益改善、業務効率の向上等が専門分野。豊富なコンサルティング実績に加え、単科の専門病院や大規模病院グループ本部への出向経験から、現場の実務と結果の創出にこだわったコンサルティングに定評がある。全国の病院協会、医師会、金融機関等での講演も多数。2017年10月より株式会社日本経営取締役。

 

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