セミナー&イベント

事業・組織の未来を創る|新春トップマネジメントセミナーレポート(2026/01/31福岡開催)

開催日時 2026年01月31日

13:30~17:00(受付開始13:00)

会場 JR九州ホール(JR博多シティ9階)
福岡県 福岡市博多区博多駅中央街1番1号(博多駅直結)
[地図を見る]

変革期を乗り越える病院経営の新羅針盤

2026年1月31日(土)、JR博多シティ9階「JR九州ホール」(福岡市博多区)にて、「新春トップマネジメントセミナー2026 変革期を乗り越える病院経営の新羅針盤」を開催しました。ご多忙の中、ご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

当日は、病院経営者・管理者約150名が来場くださり、会場は終始熱気に包まれました。人口構造の変化や地域医療再編、医療DXの進展など、病院経営を取り巻く環境が大きく変化する中、共通の課題意識を持つ病院トップ層にご参加いただき、私たちにとっても大きな学びの場となりました。

地域との関係づくり/顧客価値を起点とする

【第1部】人と地域の未来を育む 共創病院のつくり方

新時代の病院マーケティングとは
講師:竹田 陽介 氏

(病院マーケティングサミットJAPAN 代表理事)

今回の講演では、単に「選ばれる」だけでなく、地域から「愛される病院」へと進化するためのマーケティングの本質について解説いただきました。病院が地域にとって欠かせない「愛される存在」となるために必要な考え方について、地域との深い関係性づくりや、具体的なファンづくりの実践事例を交えながらお話しいただきました。講演後には、多くの参加者がメモを取りながら耳を傾ける様子が見られ、病院経営において、地域や患者さんから「愛されるためのマーケティング」がいかに不可欠であるかを再認識する、貴重な機会となりました。

【第2部】新たな資金調達のカタチ

地域を巻き込み、応援されるクラウドファンディングとは
講師:多田 絵梨香 氏

(READYFOR株式会社)

医療分野におけるクラウドファンディングの活用について、資金調達にとどまらず、地域や患者からの共感を得る手段としての可能性が紹介されました。
具体的な事例を通じて、病院経営における新たな選択肢としての有用性が示され、会場では関心の高さがうかがえました。

【第3部】全職員で取り組む参加型の病院経営

持続的成長を実現する経営の在り方とは
株式会社日本経営の橋本竜也(代表取締役社長)

  • 病院数はますます減少し人の採用も困難な厳しい現実の中で、マネジメントの根本はやはり「顧客価値」を起点とし、「顧客価値」を創造することである。
  • まず、組織論の大きな課題として「構造的無能化」という現実がある。特に病院組織では、組織が成長し分業化が進むと、各職員が目の前の業務を効率化しようと努力すればするほど、部門間の壁が厚くなり、全体としては非効率になる。いつしか、最も重要な「患者(顧客)」が不在になる。
  • これを打破する鍵が「顧客価値」である。医療においても「治療する(機能)」ではなく「日常生活へ復帰する(便益)」といった顧客価値を起点にして、カスタマージャーニーマップを用いて組織横断的なストーリーを可視化することができる。
  • さらに「価値」は、患者(WTP:支払い意思額)だけでなく、供給者(WTS:売却意思額)にまで広げて洞察することができる。協力企業への値下げ要求ではなく、いかに関わりの中に価値を生み出すか。この金銭に代えがたい価値は、いまある経営資源を最大限に活用し、採りうる戦略を高めることに繋がる。従業員に対しても同様で、「金銭に代えがたい価値」は重要な経営資源である。
  • このように経営における価値創造には、たくさんの可能性がある。「家族に勧めたい」「ここで働いていることを誇りに思う」と皆が言える病院になるためには、顧客価値という物語を語り続けることが、マネジメントの1つのヒントではないか。

アンケート結果

心に響いた参加者の声

これまでの経営を見つめ直す中で得られた新たな気づきや、次の一歩を具体的に踏み出そうとする意欲的なメッセージが溢れていました。

  • これまでは診療報酬などのミクロな視点で経営の厳しさを感じていましたが、地域の中での役割をマクロ的な視点でリデザインするというお話を聞き、『医療はもっと楽しいことができる』と感じられるセミナーでした。
  • 近隣の競合病院との差別化や、自院の価値をどう上げていくべきか。入れ替わりの多い現場で、いかに『参加型病院経営』を継続させていくか、そのヒントをいただけました。
  • 想像を超えて学びの多い時間でした。明日から現場で取り組むべきことが明確になり、法人経営の方向性を定める決意が固まりました。

温かいお言葉を多数お寄せいただき、誠にありがとうございます。

顧客価値を起点とした、次代の病院経営へ

当日お寄せいただいたアンケートには、現状に対する切実な想いとともに、理想の姿に向けて自ら舵を切ろうとする、未来への強い決意が込められた言葉が並びました。こうした皆様の熱意こそが、これからの医療現場を切り拓く確かな希望になると感じております。

経営の舵取りが難しさを増す今こそ、立ち返るべきは「(目的)患者さんのために何を実現するか」という視点です。自院のビジョンを明確にし、職員一人ひとりが主体的に関わる「参加型病院経営」を形にしていくこと。2026年度の診療報酬改定という変革期を前に、掲げた理想のもとで組織一丸となって邁進するその歩みこそが、地域に選ばれ続ける「愛される病院」と持続可能な経営を支える確かな基盤となります。

私たちは、マネジメントの力で社会に希望を!というミッションのもと、皆様の未来を共に創造するパートナーとして、理想とする医療の未来をいっしょに形創ってまいります。
次回のセミナーでも、皆様と共に次代の病院経営の可能性を拓き、次なる一歩を踏み出す貴重な時間を過ごせることを心より願っております。

課題解決のヒントがここに。開催予定のセミナー情報はこちら

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