今、次年度へ向けた新たな組織づくりを検討されている病院幹部が増えています。
これまで組織変革のための打ち手とされてきたのは、「人事評価制度」、「賃金制度」、「採用」、「教育システム」、「職員研修」等の取組みでした。

一方で昨今、それらに加えて「組織開発」という新たなアプローチが注目を浴びています。
組織開発は1950年代にアメリカで生まれた歴史ある問題解決手法であり、日本でも70年代頃から様々な企業で取り入れられてきました。前述の制度や仕組みを「変革」するのではなく、人の関係性や意識、プロセスを「変容」させる取組みです。

しかし、組織開発という言葉の幅広さから、そのエッセンスが誤解されたまま、「怪しいモチベーションアップ研修」「洗脳まがいの自己啓発研修」のような極端な例が取り沙汰されることもありました。

病院経営のために本当に必要な組織開発とは、以下のようなテーマに向き合う「場」を持ち、職員のコミットメントを高めていくことです。
・私たちが自分らしくいられる職場を創ること
・私たちの病院に前向きなエネルギーと文化を創ること
・私たちが本当に価値提供したいことは何で、そのために何をすべきか考え抜くこと
・私たちの病院をより良い状態で将来に遺していくために、今、向き合うべきことに真正面から向き合うこと

では、どうすればこのような状態を創ることができるのでしょうか？
本講座では、具体的な事例もまじえながら組織開発の要諦をお伝えいたします。

・組織開発の実践のために、現場リーダー（管理職、監督職）にアプローチする意義を知る
・現場リーダーを巻き込み、行動変容の種を蒔く場づくりのヒントを得る
・組織開発という選択肢を、経営課題解決のアプローチの１つとして持てるようになる
・経営幹部として組織を観察し内省する視点を獲得する

当日ご都合がつかなかった方のために、本セミナーのアーカイブ配信を予定しております。なお、アーカイブ配信では、ご参加者様との意見交換・質疑応答等一部が視聴できない可能性がありますのでご了承ください。