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新サービス、病院データ分析システム「Libra」をリリース

2017.03.01

  • 「病院分析システムLibra」がリリースされ、全国の病院で稼働がスタートしている。
  • コンサルタントの病院経営分析のエッセンスを注ぎ込んだ「Libra」は、データをアップロードすることで、カンタン・シンプルに病院の分析・シミュレーションすることを可能にしたクラウド型分析システム。
  • 株式会社日本経営の笹真人(次長)に、開発の経緯と「Libra」の機能・効果的な活用方法について尋ねた。

 

― 「病院分析システムLibra」は、コンサルタントが行うような経営分析を誰でもカンタンに処理できるシステムだと聞いているが、なぜシステム化に踏み切ったのか


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 病院経営では、様々な職種のプロフェッショナルが集まり、様々な患者さんを治療することで膨大なデータが蓄積されています。それらの膨大なデータをもとに、どこをどう改善すれば品質や生産性がアップするのかということを一目で見抜くことは、容易なことではありません。この膨大なデータを事務スタッフの皆さんが分析・加工して、経営会議などでご報告されているのですが、「このデータは私たちの知りたいデータではない」、「それで、どこをどう改善すればいいのか。そこを説明してほしい」などと指摘され、回答に窮されていることも少なくありません。

私たちが病院の経営改善に関わらせていただく場合、業務プロセスを俯瞰し、複数のロジックに基づいて仮説を立てて分析を進め、改善ポイントにフォーカスして進めます。数字の整理が目的ではありませんので、徹底すべき経営指標を明確にしたり、業務プロセスを組み替えたり、人材配置を変更したり、病床を再編したり、データに基づいて様々な意思決定をしていただきます。その結果、年間億単位の収益改善成果に繋がることも少なくありません。

しかし、私たちのコンサルティングが終了すると、これまで行ってきた改善活動がストップしてしまう病院もあります。その理由は、前述の膨大なデータから効果的な分析結果を抽出する活動は非常に専門性が高く、多くの労力を要することが一つの要因です。そのような状況では、「お客様の永続的発展」が実現できたとは言えません。新たなサービスが必要だったのです。

「病院分析システムLibra」の開発は、このような強い思いからスタートしました。これは、コンサルタントが行う分析ロジックを徹底して分解し、誰でもシンプル・カンタンに分析できるようにシステム化したものです。自主改善力のある組織においては、「Libra」を使いこなせば毎月の改善活動のレベルではコンサルティングまでは必要ない。そう評価していただけることを目指したものです。

 

― 病院を分析するシステムは、これまで世の中にはなかったのか。「Libra」でなければならなかった理由や、開発のこだわりを聞きたい


 昨今では、電子カルテの導入とあわせて、データウェアハウスを購入される病院が増えています。しかし、データウェアハウスによる分析活動は、開発コストに加えて、高い専門性を有した専属スタッフの配置なども必要で、経済的に見て、どの病院でもできることではありません。分析システムの目的は、品質・生産性を改善し成果を上げることなので、そのイメージが十分に湧く料金体系にしました。また、クラウド型ですので、初期投資のハードルもありません。

実は早くからβ版は出来ていたのですが、現場での運用に耐えるのかどうか1年ほどかけて検証してきました。数十を超える病院を持つグループで検証いただき、レセプトデータ、DPCデータ、財務データ、人員数などの膨大なデータを用いた処理でも、ストレスなく分析できることが確認されたので、リリースに踏み切りました。異なる専門家が、端末を開けば同じ指標・数字で話ができるということは、組織にとって大きな財産になると、大変勇気づけられました。

 

― 先行して「Libra」を導入している病院では、どのような使い方をしているのか。すぐにコンサルタントのような分析がスタートするのか。いままでにはない負荷がかかったりしないか。


 「Libra」では、DPCデータや医科レセプトデータ、施設基準・職員数等、財務データなどをアップロードし、これを専門加工(匿名化ほか)することで、データの分析が可能になります。また、これまでDPCデータを作成されていない出来高請求の病院の場合、それぞれの疾患に対する診療工程がどのようになっているのか「見える化」さえ実現されていませんでした。しかし、弊社が確立したデータ変換技術によって、出来高請求病院においても多様な分析が実現できるようになっています。

初回利用の際には多くのデータアップロードがありますが、弊社スタッフがサポートしています。その後の毎月の運用においても、ユーザビリティを意識して極力負担が出ないように考慮しております。どれだけ時間をかけても自分たちでは実現できなかったことが、多少の負担の増加だけでアウトプットが確認できるようになったことから、十分意味のある作業だと満足いただけています。また、操作に慣れて頂ければ、これまで資料作成などに要していた時間の短縮も可能です。

特に私からご提案しているのは、削減できた分析時間を、ぜひ現場からのヒアリングや説明に充ててほしいということです。繰り返しになりますが、データ分析の最終目的は改善効果を得ることです。そのためには、現場スタッフの行動変容が必ず必要になります。分析資料はなるべく効率的に作成し、資料に基づいたヒアリングや根回しを行う事こそが重要なのです。Libraをご利用いただいて、ぜひとも現場スタッフとのコミュニケーションに時間を投下していただきたいと考えております。

 

― 「Libra」はどのような病院に導入してほしいか。どのような病院であれば、導入して成果が出るか。今後、どのようなことを展望しているか。

DSC08781 Libraは出来高請求の病院でも、DPC請求の病院でも、どのような病院でもご利用いただくことができます。しかし、システムを入れて分析したら、それだけで病院が良くなるということはありません。改善ポイントが明確になっても、改善するのは現場であり、現場が動き易いように環境をつくるのは経営層の役割です。そのため、病床規模や機能に関係なく、「なんとか今の状況を打破したい」、「データをもとに、病院をよりよくしたい」という思いのある病院さんに、お使いいただきたいと思います。

「Libra」には、同規模病院とベンチマークする機能があります。例えば、患者さん一人ひとりに専門診療科のドクターがどのような専門的な医療サービスを提供しているかなどの分析も可能です。しかし、それらは分析に過ぎません。価値あることは、分析を通してどのような改善をし、どのような成果が得られたのかということです。病院の成功体験を業界の財産として共有できるような、そんなお役立ちをしていきたい。

「Libra」がその一端を担うことができれば、開発の苦労など消し飛んでしまうほどの喜びです。

 

 

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