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SNSでの誹謗中傷、ホームページで注意喚起か、損害賠償請求か?/歯科コンサルが秒で回答

  • 業種 病院・診療所・歯科
  • 種別 トピックス

A or B 歯科医院経営どっちが正解?

悪質な誹謗中傷に対し、注意喚起か、損害賠償請求か?

#インターネット問題 #誹謗中傷トラブル #損害賠償請求

SNSでA歯科医院に対する身に覚えのない誹謗中傷を見つけました。悪質性が高く、放置すれば患者様の減少に繋がるかもしれません。対応方法はどっちが正解?

A:歯科医院のホームページ上に、誹謗中傷について真偽確認した結果を掲載し、閲覧者に注意喚起をする。
B:誹謗中傷をした投稿者を特定し、損害賠償請求をする。

「AかBか、どっちが正解?」
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歯科コンサル専門家の回答は?

専門家12名が秒で答えました


A:「ホームページ上に誹謗中傷について真偽確認した結果を掲載し、閲覧者に注意喚起をする」を選択派

  • 悪質な誹謗中傷に対し、その事実がないことを他の閲覧者にも見える形で開示することが最優先だと考えます。

  • 一人の投稿者を特定するだけでは、他にも悪質な誹謗中傷をされる可能性もありいたちごっこになることも考えられるので、他の患者さんの信頼度を下げない行動をすべきです。真偽確認などを丁寧に行っている姿勢が見えれば、既存の患者さんの信頼度向上につながる可能性もあります。

  • 投稿者の特定には、大変な労力と費用を費やします。弁護士費用も考慮すると1件ごとの対応は難しいと思います。ホームページへの記載に加え、患者さんへご理解をいただく必要があると思います。

  • 身に覚えのない誹謗中傷に対して真摯な対応を行うことで、今後二度と同じ被害に遭わないようにすることが重要だと思います。患者の気持ちに寄り添いながらも、医院として毅然とした態度で臨む必要があるでしょう。

  • 損害賠償請求は長ければ半年程度の期間を要するため、緊急性が高い対応として、真偽確認した結果を早めにホームページに掲載し注意喚起することが大切であると感じます。

  • 過去に損害賠償請求をした歯科医院がありましたが、勝訴しても訴訟にかかる費用が大きいため、損害が出るというケースもありました。ホームページにしっかりと記載し、患者様が安心して来院していただけるようにすべきと考えます。

  • SNSでの誹謗中傷に関しては、毅然と対応していく必要がありますが、目的は悪質な投稿者の特定ではなく、他の患者への悪影響の防止です。まずは、ホームページやSNSで本当の情報の発信や関係者への事実の理解を促していくべきです。

  • 損害賠償請求となると時間も労力もかかります。普段の先生の対応が良ければ注意喚起だけで患者様の安心につながると思います。酷くなるようであれば損害賠償請求も検討するべきだと思います。

  • 誹謗中傷は放置すれば医院の信頼低下に直結するため、まずはSNS運営会社への通報・削除依頼もし、被害拡大を防ぐべきと考えます。

  • 身に覚えが無く事実と異なることであれば、損害賠償請求というより削除されるように動く事が第一と考えます。ただ、削除が難しい場合もあるので、ホームページ上などで医院としての見解背景を記載するという流れが良いと考えます。

B:「誹謗中傷をした投稿者を特定し、損害賠償請求をする」を選択派

  • 投稿者を特定し、削除請求や損害賠償を求めることで再発防止につながると考えます。また、真偽確認をした結果を掲載しても、その情報が見られる保証がないことも理由の一つです。

  • 誹謗中傷を放置すれば、患者様の減少につながる可能性があるため、悪質な投稿者を特定し、法的な措置を取ることで、誹謗中傷そのものを停止させる必要があります。患者さんの信頼を守り、医院の経営を守るためにも、弁護士に相談して対応を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

SNSでの悪質な誹謗中傷、対応を分ける論点は?

「ホームページ上で注意喚起をするか、損害賠償請求をするか?」。専門家が秒で答えた回答から見えてきた論点は、主に次の3点が挙げられそうです。

目的の優先順位

Aは「被害の拡大防止」を目的とし、広く情報発信することで患者の不安を払拭し、医院の信頼を守ることに主眼を置いています。一方、Bは「投稿者への法的措置」を目的とし、誹謗中傷そのものを停止させ、再発防止を図ることを重視しています。対応をするにあたり、目的の優先順位が、一つの論点になりそうです。

費やす「時間・費用」と得られる「効果」

Aは比較的迅速かつ低コストで実施可能ですが、誹謗中傷そのものが止まる保証はありません。Bは時間と費用を要するものの、投稿者を特定し、法的な措置を取ることで根本的な解決と再発防止につながる可能性があります。許容できる時間と費用、得られる効果が、一つの論点になりそうです。

誹謗中傷の悪質性

Aは緊急性が高い状況、つまり「患者さんの不安をすぐに解消したい」場合に有効です。Bは「今後二度と同じ被害に遭わないようにしたい」という恒久的な解決を求める場合に適しています。「緊急的」か「恒久的」、どちらの対応をすべきか判断するには、誹謗中傷の悪質性が、一つの論点になりそうです。

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判断の分かれる歯科医院の経営テーマを、
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本稿は、歯科経営で判断を迫られるテーマに対して、専門家が前提条件なしに直観的な回答を述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

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