「金融資産が4億しかないのに、妹に7億円支払った遺産分割」事例
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業種
企業経営
- 種別 トピックス
金融資産が4億しかないのに、妹から「7億円でどうだ」と言われた・・・。
遺産分割協議が始まった。
宮園源次郎(仮名)の主張はこうだ。
「自分は会社を承継している。不動産10億円は会社の経営に不可欠だ。それは相続するので、妹の花子には、残りの金融資産4億円を相続させてはどうか。」
精一杯、妹に気を遣っての提案であった。
しかし、花子の主張は違っていた。
「不動産が会社の経営に不可欠であることは分かる。そうであれば、不動産を会社に買い取ってもらい現金にして、合計14億円を源次郎と花子で平等に相続すればいいのではないか。」
源次郎は飲みかけたお茶を噴き出した。そんな要求をされるとは、思ってもみなかった。