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病院のマーケティング戦略と、ホームページによるプロモーション

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  • 業種 病院・診療所・歯科
  • 種別 レポート
  • 日本経営グループ メディキャスト株式会社が、ホームページをカンタンに作成する病院向け「Wevery!」をリリースした。
  • 従来、「Wevery!」は、診療所のホームページをカンタンに作成できるシステム。プロモーションに力を入れている全国の診療所で、次々に導入されてきた。
  • 今回はその病院版ということだが、診療所のホームページと病院のホームページは、根本的に違うとも言われる。
  • 開発者である、マーケティング・プロデューサーの河村伸哉に、病院のマーケティングとホームページ戦略について尋ねた。

 

― まず、今回リリースされた病院向けの「Wevery!」は、従来からあった診療所向けのホームページ作成システム「Wevery!」と比べて、どこが違うのか。

 


DSC07801河村
 診療所のホームページの目的は、一言で言えば、地域の患者さんに選ばれるためのものと位置付けています。うちはその病気を診れますよ、詳しいですよと、一つ一つ丁寧に記載して訴求していくことになります。ですから、ページ数が多くなります。書いてあったら診てもらえる、書いてなかったら診てもらえないという判断になるからです。

一方、病院のホームページは、外来患者さんを中心に訴求することが第一の目的ではありません。様々なステータスの方が、様々な目的でホームページを使います。ですから、地域の中でどのようなことに取り組んでいるか、公共施設のように分かりやすく開示することのほうが求められます。

「Wevery!」の診療所版と病院版ではコンセプトそのものが大きく違います。診療所版はサイトの構成が診療科目別にかなりフレキシブルでしたが、病院版では、まずあるべき情報があるべき場所に掲載されていることのほうを重視しています。サイト構成のフォーマットはあえてパターン化しており、デザインは3種類しかありません。個性的なデザインではなく、慣れていて使いやすいことを重視しています。各ページには、あらかじめサンプル文書が入っているので、各部署で赤ペンを入れてもらえれば、手間をかけずにホームページが完成します。

 

― 手間とコストをかけてでも、オーダーメイドでホームページを作りたいという声も強いのではないか。

 

河村 サイトの構成フォーマットが同じというだけですので、写真やコピーが入ると、全くオリジナルのホームページに見えます。また、Wevery!はページ内の修正も簡単にできます。いくら手間やコストを掛けてリニューアルしても、自分たちで思うように更新できなければ、日々の新しい情報をタイムリーに届けるためのホームページとしては致命的だからです。「Wevery!」では、診療所版も病院版も、自分たちで更新していくことをコンセプトにしています。そういう病院さんにこそ導入していただきたいですし、成果に繋がると思っています。

 

― 先行して導入している病院では、何が最大の意思決定の要因となっているか。

 

河村 担当者の手間がかからないというところでしょうか。デザインもほぼ決まっていて、内容も決まっている、あとは赤入れ修正だけになっています。ホームページリニューアル担当の方の手間が圧倒的に低いのが喜ばれています。また、コストパフォーマンスも喜ばれています。初期費用が1床5,000円(下限50万円)、200床であれば100万円の計算になります。これは相場の半額程度です。保守費用も月額10,000円からということで、これらの理由で、すぐに意思決定されている医療機関様が多い印象です(いずれも税抜金額)。

 

― 診療所版「Wevery!」は、ホームページを更新し続けたところ、アクセス数が増えて明らかに外来患者が増えたという声を多数聞いている。病院版「Wevery!」も、そのように明白な成果が出る予定か。

 

DSC08781河村 病院の場合は、ホームページで「選ばれる」要素が診療所に比べて少ないので、アクセス数と入院・外来患者数は、必ずしも比例しないかもしれません。しかし、採用については明らかな成果が出ると思っています。初期費用5万円、保守費用3,000~5,000円/月額(いずれも税抜)で、別途、採用専用のランディングページが作成できるのですが、実際に採用に繋がっているという喜びの声を多くいただいています。看護師採用に多額のコストを掛けている病院であれば、ホームページから月に1人でも2人でも採用できれば、それは大きな経済効果になるわけです。

現段階では、コスト削減ということから「Wevery!」を導入いただいているケースも少なくないのですが、本来のコンセプトは別のところにあります。オフィシャルサイトにせよ、採用のランディングページにせよ、自分たちで運用し続けると、あるとき、なるほどこうすれば成果に繋がるのだなという手応えを感じられるタイミングが来るものです。それは、ホームページを自分たちで運用してみなければ、分からない感覚です。

そして、次のステップでは、ホームページで訴求するために、ターゲット層が求めているニュースやイベントをどう実際に企画していくかという話に、必ずなるでしょう。自分たちが取り組んだことが、このように成果に繋がっていくのだという実感は、マーケティング戦略が機能するために、最も重要な仕組みだと思っています。そのような事例が蓄積していけるように、病院マーケティングの現場をサポートしていきたいと思います。

 

 

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