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キャッシュレス決済導入か、現金決済のみを維持か?/歯科コンサルが秒で回答

  • 業種 病院・診療所・歯科
  • 種別 トピックス

A or B 歯科医院経営どっちが正解?
キャッシュレス決済導入か、現金決済のみを維持か?

#経営戦略 #決済システム #業務効率化

A歯科医院は窓口のキャッシュレス決済を検討しています。年間売上が5,000万円ほどで、患者層は50~60代が多く通われています。今後、若い患者様を増やしていくためにも導入を検討されていますが、手数料がかかることから、導入を迷われています。院長先生へのアドバイスとしてどっちが正解?

A:決済の手数料を払ってでも、キャッシュレス決済を導入する。
B:決済の手数料が勿体ないので、キャッシュレス決済は保留にする。


「AかBか、どっちが正解?」
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A:「キャッシュレス決済を導入する」を選択派

  • キャッシュレス決済導入で、若い患者様の増患や会計周りの効率化が見込まれます。また、現金を持たない方も多く、キャッシュレス決済ができる医院を選ぶ若い患者様も増えてきています。顧客は利便性が向上し、医院はスムーズな会計業務により効率的な診療が可能になり、双方にメリットがあると考えます。

  • キャッシュレス決済導入よって得られる利便性や新規患者の増加、リピーターの増加、現金管理の手間の削減やリスク軽減を考えれば、手数料負担以上に費用対効果が高いです。

  • 多くの方が現金を持ち歩かないようになってきているため、キャッシュ決済の導入は良いと思います。決済可能なカード会社や交通系ICの種類などを制限することで、手数料が抑えられる場合もあります。自費に注力されている歯科医院様であれば、患者様の意思決定の促進にもなると思います。

  • 院長が65歳以下であれば、今後10年ほど診療を続けられる可能性があるため、情勢に合わせて導入することをお勧めします。特に自費診療をある程度されている方は必須になってきます。数%程の手数料で患者様が離れてしまうリスクを回避できるのであれば、必要な投資になると考えます。

  • キャッシュレス決済で手数料が増えることには躊躇もあられるでしょうが、自由診療の選択も同時に幅が広がるので売上増を考えるのであれば前向きに考えていく方向が良いと思います。

  • キャッシュレス決済を利用している年齢層は若年層に多いため、若年層の患者様にとって現金しか取り扱っていないというマイナス面は排除すべきと思います。

  • キャッシュレス決済は、今後、増々広がっていくと思います。年配の患者さんでも利用が拡大していくと思われますので、今、検討されているのであれば、積極的に投資していくべきであると考えます。

  • キャッシュレス決済があることで若い層の患者様を増やすことができるため、手数料分以上の増収に繋がると見込まれます。導入することで新たな層の患者獲得へつなげることができると思います。

B:「キャッシュレス決済は保留にする」を選択派

  • 今のところ、歯科医院を選ぶ際に「キャッシュレス決済が無いので、他の歯科医院を探す」というような傾向はみられません。キャッシュレス決済の導入が3割程を超えてきたら検討が必要かと思いますが、若い患者様を増やすことが目的であれば、他のお金の使い方による目的達成の選択肢があると考えます。

  • 年間売上が5,000万円ほどということですので、措置法第26条適用の検討もあると思います。もし収入が増えては困るというラインでしたら、キャッシュレス決済は慎重に判断が必要と思います。

  • まずは、若い患者層を増やす施策をキャッシュレス決済以外のお金のかからない方法の検討をおすすめします。若い患者層が一定数増えてから、キャッシュレス決済導入の検討を行うと良いと考えます。

  • まだまだ現金決済の医院も多い中で、長い間の受付の流れを変えてまで導入するのは、手数料や業務煩雑さを考えるとメリットは少ないと感じます。まずは支払額が高額になりやすい自費のみにしたり、「現金以外の決済はできますか?」という声が増えてきたりなど、具体的にニーズが出てきたと実感されてからでよいと考えます。

現状を正しく把握すれば、正しい意思決定ができます。
診療実績状況(データ)に基づく、意思決定のご支援は、
私たち日本経営の得意分野です!

本稿は、歯科経営で判断を迫られるテーマに対して、専門家が前提条件なしに直観的な回答を述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

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