患者の予約枠を増やすために、1コマの時間を減らすか、診察時間を増やすか?/歯科コンサルが秒で回答
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業種
病院・診療所・歯科
- 種別 トピックス
A or B 歯科医院経営どっちが正解?
1コマあたりの時間を減らすか、診察時間を増やすか?
#予約枠拡大 #増患対策 #利益向上
N歯科医院は経営計画に則って、1日の患者数を増やす計画です。1日あたりの予約枠を増やさなければならないのですが、どっちが正解?
A:1コマあたり(患者さん1人あたり)の確保時間を減らして、予約枠数を増やす。
B:休憩時間のローテーションや診療時間を長くして、予約枠数を増やす。

「AかBか、どっちが正解?」
前提条件なしに、歯科医院経営の専門家12人に「秒で」答えてもらいました!
歯科コンサル専門家の回答は?
専門家12名が秒で答えました

A:「1コマあたりの確保時間を減らして、予約枠数を増やす」を選択派
- まずは患者さん1人あたりの確保時間を減らすことを先に考えるほうが、院内の負担感が低くなると考えます。その上でこれ以上の効率化が難しい場合は、診療時間や休み時間を変更する流れで検討していくのが望ましいと思います。
- 休憩時間のローテーションや診療時間を長くすれば、スタッフの負担が増加します。離職の可能性も高くなるため、患者さん1人あたりの確保時間を減らす方法が良いと考えます。
- スタッフの採用がますます難しくなることが想定されます。時間を長くするよりも品質を維持して診療効率の改善に取り組む方に、舵をとるべきだと思います。
- 診療時間を長くする施策は、これからの時代の流れを考えると良策ではありません。診療体制の効率化を図り、治療品質と患者満足度を低下させないために、チームみんなで取り組むことには、大きな意味があると考えます。
- 仮に患者1人あたり60分で、診療時間を1日8時間と仮定すると、いまは1台あたり8枠かと思います。この8枠を9枠にするには、1枠あたり53分に短縮する計算になります。差引7分の短縮が可能か不可能かを、皆さんで議論されるとよいのではないでしょうか。
- 診療時間や休憩時間は、何度もコロコロ変更できないと思います。一方、1枠あたりの診療時間は、診療効率や導線の見直し、枠のとり方などいろいろ工夫できると思うので、まずはそこから着手されるといいのではないでしょうか。
- コマ数を増やすために休憩時間をローテーションなどにすると、スタッフの負担は増えると思います。診療効率を上げ、予約枠を増やしていくことが良いと思います。
- 準備や片付け、説明や会計の前倒し(問診の事前入力、説明資料の標準化、アシスト導線の見直し)など小さな改善を積み重ねれば、治療品質を落とさずに診療効率の改善が見込めると考えます。
B:「休憩時間のローテーションや診療時間を長くして、予約枠数を増やす」を選択派
- 1コマあたりの時短では持続的な増患は困難ですし、信頼低下や離患リスクが高まると考えます。休憩時間のローテーションや診療時間を長くすることを検討するのがよいと考えます。
- 1コマあたりの時間の短縮は、頭で考えるほど簡単ではないでしょうし、患者さんにも余裕の無さが伝わると思います。もし時短を目指すとしても、実際の診察時間を短縮せずにその前後の時間で短縮が可能かを、検証する必要があるでしょう。
- 理想論を言えば、休憩時間や診療時間は変更せず患者さん1人あたりの時間を減らすのが正しいと思います。ただ、経営計画を必ず達成すると考えるなら、休憩時間のローテーションや診療時間を長くして予約枠数を増やすほうが、確実です。
- 今まで1時間治療に時間をかけていた場合、時間が短縮されることで患者の満足度は下がる可能性が高いです。不満の要因になってしまうため、他院に流れる可能性も考えられます。
予約枠の拡大、対応を分ける論点は?
「患者さん1人あたりの確保時間を減らすか、休憩時間のローテーションや診療時間を長くするか?」。専門家が秒で答えた回答から見えてきた論点は、主に次の3点が挙げられそうです。
診療の品質と患者満足度の持続性
Aは効率化することで予約枠を増やしますが、患者の受け止め方によっては「急かされた」「説明が足りない」と感じさせてしまい、離患につながる懸念があります。一方Bは、1人にかける時間を変えないため、現在の満足度を維持しやすいです。治療時間の短縮が治療品質と患者満足度を低下させないかが、一つの論点になりそうです。
スタッフの負担増と離職リスクの許容度
Aは働く時間は変えずに済むため、スタッフの負担増加を抑えやすいです。一方Bは、スタッフの負担を直接増やし、離職や採用難易度の上昇につながる懸念があります。患者数を増やすことによる売上増と、スタッフの負担増・人件費増・採用難コスト・離職リスクを比べ、スタッフの働きやすさをどこまで優先するかが、一つの論点になりそうです。
目標達成の確実性と施策の実行難易度
Aの個別の診療時間の効率化は、工夫で改善できるなど実行しやすい反面、スタッフ全員の協力やオペレーションの変更が必要で、成果が出るまでに時間がかかる可能性があります。一方Bは、単純に診療時間を延ばせばその分予約枠が増えるため、目標達成は確実になりやすいです。持続可能性と、即効性・確実性をどう考えるかが、一つの論点になりそうです。
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本稿は、歯科経営で判断を迫られるテーマに対して、専門家が前提条件なしに直観的な回答を述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。



