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医療法人監査に特化した監査法人:御堂筋監査法人のパートナーシップ

  • 業種 病院・診療所・歯科
  • 種別 レポート

御堂筋監査法人の公認会計士、迫口博之と川中敏史。医療法人の法定監査のプロフェッショナルとして、二人の視点と情熱を、対談を通して紐解いた。

医療法人の法定監査のプロフェッショナル:お互いの紹介

ファシリテーター:本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。御堂筋監査法人が、医療法人の法定監査にどのように取り組んでいるのか、その核心にある「専門家としての視点と情熱」を、お二人の対談を通じて紐解いていければと思います。まずは、お互いのことをどう見ているか、「他己紹介」から始めていただけますか。

迫口:では、私から川中さんを。彼は、非常に誠実で実務の原理原則を大切にする会計士です。常に「現場で何が起きているか」を重視しているので、日々の会話の1つ1つから大きな気づきが生まれますし、安心感があります。

川中:私から見た迫口さんは、一言で言うと「戦略的な意味付け」を重視する会計士です。医療業界全体が厳しい環境にある中で、どうすればお客様の負担を減らせるか。いかに監査が経営に役立つかを常に考えているので、クリエイティブだし柔軟です。

御堂筋監査法人(日本経営グループ)の紹介

ファシリテーター:素晴らしい信頼関係ですね。さて、最初のテーマです。まず、お二人が行っている「医療法人監査」とはどのような業務なのか、簡単にご紹介いただけますか。

迫口:我々は、一定の規模を超えた医療法人に義務付けられている「法定監査」を主軸としています 。決算書(財務諸表)が会計基準に従って正しく作成されているかを検証し、その信頼性を保証する業務です。問題がなければ「準拠性意見」を出すことになります。

川中:一言で法定監査と言っても、医療法人には医療法人会計基準という特殊なルールが適用されます。上場企業と同じ基準で監査をするのではなく、医療法人の経営を理解して監査をできることが、私たち御堂筋監査法人の強みです。「医療法人特化型」の監査法人は、全国でも珍しいと思います。

法定監査の対象となったときに直面する課題

ファシリテーター:ありがとうございます。今、医療・介護業界は非常に厳しい経営環境にあります。最近、お客様からはどのようなご相談や、悩みの声を聞くことが多いでしょうか。

川中:最も多いのは、「規模が大きくなったので、そろそろ法定監査の対象になりそうだ」ということです。その場合「何から手をつければいいのか」「職員の負担がどれほど増えるのか」という切実な悩みがあります 。またすでに法定監査の対象である医療法人からも、監査の進め方や報酬設定について、ご相談をいただくこともあります。

迫口:価格に対するシビアな視点は年々強まっていますね 。「法律で決まっているから仕方なく受ける」という段階から、「このコストに見合う価値」が問われるようになっていると実感しています 。

病院の監査に対する業界独特の課題

ファシリテータ:読者の皆様も「まさにその通りだ」と共感される部分が多いと思います。ですが、「職員さんの負担」や「コスト」への不安は、もう少し掘り下げていくと、本当の原因はどこにあるとお考えですか?

迫口:面談を通じて気づかされるのは、本当の原因は「監査そのもの」ではなく、その土台部分にある。「内部管理体制が構築しづらい」という、業界独特の課題にあると、私は思います。

川中:同感です。例えば、診療報酬の請求と入金の突き合わせが適切にされていなかったり、膨大な時間をかけている。特定の業務が一人に集中している。所有する固定資産の管理が適切に行われていない。稟議・見積もり・購買・検収・支払などの責任と権限が明確でない。このように管理体制が脆弱ですと、監査のリスクも負担も膨れ上がってしまいます。

ファシリテーター:つまり、上場企業であれば内部統制などの整備が事前に必須となるが、事業規模などから法定監査の対象となる医療法人の場合は、まずそこから整備が必要になるということですね。

迫口:そうです。上場しようと思って内部統制を整える企業と、事業規模から結果的に法定監査の対象となる医療法人では、体制は大きく異なります。そこを「いかに整えるか、指導するか」ということも、私たちの重要な役割です。

医療法人のガバナンスに対する知見と、リスク・アプローチ

ファシリテーター:原因が見えてきました。では、それに対してどのような解決策を提供されているのでしょうか。日本経営グループとしての実績も踏まえて教えてください。

川中:私たちは医療法人に特化していることから、医療法人のガバナンスに対する知見は相当に集積できていると自負しています。「どこにリスクが潜んでいるか」を熟知し、リスクの高い収益関係や引当金などに重点を絞る「リスク・アプローチ」が可能です。このような知見がなければ、すべてを網羅的に調べる必要があります。この点が、お客様の対応工数を大きく左右することになります。

迫口:単に工数を減らすのではなく、知見があるからこそ実現できる監査アプローチです。日本経営グループとして総合的な支援を積み重ねてきたからこそ、品質と価格を両立できていると自負しています。

お客様へのリスペクト、そして大切にしている想い

ファシリテータ:効率化の裏に、確固たるノウハウと実績があるのですね。お二人がお客様と接する中で、学んだことや、大切にされている「想い」について、もう少し深く伺えますか。

迫口:監査や内部統制、数字に基づく意思決定などは、経営の土台だと思いますが、それでもお客様にとっては、本業ではありません。私は、医療法人の理事長やスタッフの皆様が、本来の「医業」に専念できる環境を作りたいという思いで取り組んでいます。私たちの指導やサービスを通じて組織が強くなり、結果として地域医療が安定すること。そこに私たちの存在意義があると思っています 。

川中:私たちのお客様は、社会基盤を支えるために不可欠な「エッセンシャルワーカー」の代表です。そこにはリスペクトの気持ちしかありません。また管理部門の方々は少人数で懸命に病院を支えておられます。私たちは一歩引いた立場で「指導的機能」を発揮しつつも、パートナーとして寄り添って、「川中さんが来てくれて良かった」と言っていただける。その瞬間の喜びが、私の情熱の源です 。

結論:これからの貢献と新たな誓い

ファシリテータ:お二人の情熱、しっかりと伝わりました。最後に、今回の対談で気づかれたこと、今後お客様にどのような貢献をしていきたいかなど、お聞かせください。

迫口:今日、川中さんと話して再確認したのは、私たちの強みは「医療法人への圧倒的な精通」と「現場を支えたいという想いの強さ」だということです 。監査は形式的で客観的なスキルは不可欠ですが、その一方で私たちは、指導的機能を発揮して付加価値も提供しています。今後も、経営にお役立ちしているかどうかということは、自問していきたいと思います。

川中:私も同感です。変化の激しい時代だからこそ、お客様のニーズに柔軟に応えられる体制をさらに強化したい。私たちは費用対効果を重視される方にも、手厚い指導・体制を求める方にも、それぞれのニーズに合わせた「手作りのサービス」を届けられるよう、知識とノウハウを磨き続けます 。

ファシリテーター:お二人のような専門家がパートナーにいれば、医療法人の皆様にとってこれほど心強いことはありません。本日は本当にありがとうございました。

医療法人の法定監査のプロフェッショナル

迫口博之(さこぐちひろゆき)

大手・中堅監査法人を経て2016年に御堂筋監査法人の設立に参画。以来、主に医療法人の内部統制指導、監査業務に従事。御堂筋監査法人 代表社員。保有資格:公認会計士/システム監査技術者/診療情報管理士/医療情報技師

川中敏史(かわなかとしふみ)

大手監査法人を経て2022年から御堂筋監査法人にて勤務。主に医療法人の内部統制指導、監査業務に従事。保有資格:公認会計士/医療経営士

御堂筋監査法人

本稿は掲載時点の情報に基づき、一般的なコメントを述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

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