自由診療を勧めたい。説明上手なスタッフが代表でカウンセリングするか、全員でするか?/歯科コンサルが秒で回答

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業種
病院・診療所・歯科
- 種別 トピックス
A or B 歯科医院経営どっちが正解?
自由診療を役割分担するか、業務を標準化するか?
#自由診療 #収益アップ #経営安定化
A歯科医院では診療効果の高い自由診療を勧めていこうと思います。
まずは、患者さんに治療内容の情報を伝えたいのですが、カウンセリングの方法は、どっちが正解?
A:説明が上手な人に代表でコーディネーターになってもらい、一人のコーディネーターがすべての患者さんのカウンセリングをする。
B:共通の説明資料や説明用の台本を作り、スタッフ全員で、それぞれの患者さんにカウンセリングをする。
「AかBか、どっちが正解?」
前提条件なしに、歯科医院経営の専門家14人に「秒で」
答えてもらいました!
歯科コンサル専門家の回答は?
専門家14名が秒で答えました

A:「説明が上手な人に代表でコーディネーターになってもらい、すべての患者さんのカウンセリングする」を選択派
- カウンセリングへの取り組みは、これからだという状況と推察します。まずは一人の方が率先して説明し、成約率を高める工夫やカウンセリング数を増やす事に力を入れた方が、成果に繋がると思います。
- 自費治療を行っていく中で、いろいろな調整も出てくると思います。第一段階としては、先行して1名のコーディネーターがカウンセリングを実施し、その後、医院全体で標準してできるようにしていくのが良いと思います。
- まずはノウハウ構築のため、得意な方がトリートメントコーディネーターとしてカウンセリングを行う方が良いです。苦手な方にとってはストレスとなりますので、フォーマットが出来てきたらマニュアル化し、徐々に出来るメンバーを増やしていくという流れがお勧めです。
- 話し方や態度で患者様の受け取り方は大きく変わります。説明の上手な方がカウンセリングをした方が、患者様に気持ちよく聞いていただけるのではと思います。
- まずは説明資料のブラッシュアップと成功事例の蓄積のために、説明上手な人に担ってもらうのがよいと思います。上手く進められるようになってきたら、仕組み化して全員に広げていくと効果が期待できます。
B:「共通の説明資料や説明用の台本を作り、スタッフ全員でそれぞれの患者さんにカウンセリングする」を選択派
- カウンセリングシステム自体が整っていれば、コーディネーターが対応すればよいと思いますが、体制をこれから構築していくのだと思いますので、まずはスタッフ全員で説明できるものを作成するのが良いと思います。
- スタッフ全員で診療内容を統一し内容を把握しておかなければ、ばらつきが出る可能性があります。役割分担してしまう前に、共通の説明資料を整備し業務を標準化することが重要と考えます。
- 歯科医院経営において、スタッフの入れ替えは避けられません。入れ替えがあっても安定したサービスを提供するためには、診療の質を標準化しつ業務の属人化を防ぐことが重要です。
- 特定の人だけではなく、スタッフ全員でカウンセリングを行うことで、スタッフ自身の治療内容への理解度・患者様へのホスピタリティへの向上などに繋げることができると考えます。
- 個人に依存すると、退職されたときのダメージが大きくなります。サービス標準化のために共通資料を作り、誰でも対応できるシステムを構築することが医院の財産になると思います。
- 成約率だけ考えれば得意な方に任せたくなりますが、お休みされたり退職された場合に、どうにもならなくなります。多くのスタッフが説明できるレベルで標準化することが、結果的に医院全体で価値の高い診療を提供できると考えます。
- 役割分担を進め過ぎると、お互いの仕事について理解しようとしなかったり、想像力が働かなくなったりします。皆さんで共通認識が育まれるように、人材教育や組織風土の側面からも考える必要があります。
- 全員が同じようにカウンセリングできることで、皆で品質改善し皆で効率化を進めることができます。属人性に頼るよりも、チームのほうが大きな力になると考えます。
- 個々人によって説明の上手下手はあっても、医院の方針がスタッフ全員に伝わっていることがその医院の強みになるはずです。
自由診療の役割分担・業務標準化の判断を分ける論点は?
自由診療について「コーディネーターを専任するか、皆で業務標準化するか」で悩んでいる先生。専門家が秒で答えた回答から見えてきた論点は、主に次の3点が挙げられそうです。
- 成果を優先するか、チームみんなでの参加を優先するか
- 新しい取り組みは、専任で進めるか、皆で話し合って進めるか
- 専門性の高いシステムにするか、誰でもできるシステムにするか
歯科医院経営には、節目があります。新年度が始まったり、新しいスタッフが加わったり、機器を導入したりしたときには、その節目を経営に最大限に生かしたいものです。
自由診療に本格的に取り組むことは、大きな節目そのものです。収益・生産性という意味ももちろんあるでしょうが、もっと大きな展望やお考え・ストーリーがおありなのだと思います。節目の「意味」をチームみんなのものにすることが重要で、その上での、役割分担・進め方のご判断だと考えます。
このような事業計画の実現において、数字やマネープランは欠かせません。数字やマネープランをもとに生涯所得最適化をご一緒に考え伴走できることが、わたしたちの強みです。私たちのサービスやご提案に、もしご興味をお持ちいただけたら、一度オンラインでご一緒に壁打ちしてみませんか。
判断の分かれる歯科医院の経営テーマを、
専門家が「秒」で回答しました
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本稿は、歯科経営で判断を迫られるテーマに対して、専門家が前提条件なしに直観的な回答を述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。