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チームマネジメントとは?目標達成へと導くためのポイント

  • 業種 病院・診療所・歯科
    介護福祉施設経営
    企業経営
  • 種別 レポート

チームマネジメントとは?目標達成へと導くためのポイント

株式会社日本経営 / 取締役 橋本 竜也

マネジメントでリーダーが抱える課題

「チームとしての働き方がわからない」「部下との関係性が薄くチームとして機能できていない」など、部下やチームメンバーをうまくまとめることが難しく困っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは、チームで目標達成へと導くためのポイントについて解説します。

チームマネジメントの意味、チームマネジメントの目的、マネジメントやリーダーシップに必要な能力やスキルについて解説し、最後にチームマネジメント研修やチームマネジメントを学べるおすすめの本を紹介したいと思います。

チームマネジメントとは

チームマネジメントとは、目標を達成するためにメンバーが動きやすくなるように調整したり、働きかけたり、仕組みを作ったりして、メンバー一人ひとりが最大の力を発揮できるチームへと導くことです。

同じ船に乗っている者同士が、気持ちを1つにしてうまくできた事例をみんなで共有し、利用し合って成果を生み出すことに繋げていくのです。

チームマネジメントの目的とは

チームマネジメントの目的は、成果を実現するチームを作ることです。

メンバー全員が目標に向かってどのようにして課題を解決していくのか考え、実行することが大切と言えます。

上司の指示を待つ、言われてするのではなく、チーム全体が主体的に物事を捉え、考え、アイデアを出し、実行することで目標実現を目指せるのです。

以上が、チームマネジメントの重要性と目的でした。
続いては、目標達成するためのマネジメントに必要な5つのポイントを紹介します。

目標達成するためのマネジメントに必要な5つのポイント

1.目的を共有する

チームをまとめるために重要なことは、チームメンバー全員で目的を共有することです。 ただ目の前の仕事をするのではなく、何のためにするのか、目的は何かを考えた上で行動することが大切です。

例えば、上司が部下に対して「ああしなさい」「こうしなさい」といった手段となる指示命令だと、部下はその目的が何か分からず、どうしてもやらされ感がありモチベーション低下にも繋がります。

自ら考えて工夫する余地が仕事を面白くするとも考えられ、目的を共有し、手段を部下に考えさせることがやらされ感をなくし、モチベーション向上にもつながるのです。

普段から、指示を出す前に目的を共有し、チームメンバーにも目的を意識させるようにしましょう。

2.メンバーに相談をする

上司は部下、リーダーはメンバーと信頼関係を築くために最も効果的なのが、相談をすることです。
相談をすることによって、あなたを必要としているというメッセージを伝えることにもなります。

リーダーはメンバーを尊重して「あなたはどう思うのか」ということをちゃんと聴いてあげることが大切です。

また、リーダーだけでなくメンバーが相談するという共通認識を持つことで、お互いが助け合える信頼関係が構築されたり、新しいアイデアが生まれ挑戦するようになったりと、チームの雰囲気がよくなります。

一人ひとりが自分の中にある可能性を信じて「もっとこうしたらいいんじゃないか」など、心の中で思っていることを実現しやすくなり、チームに活気が生まれます。

3.Iメッセージを活用する

部下やメンバーに要望や要求を伝えるときは、Iメッセージを使うようにしましょう。

Iメッセージとは、「I(私)」を主語にしてメッセージを伝えることです。
例えば「きれいに片づけなさい」と言われると、命令をしているように伝わってしまいます。上司と部下、リーダーとメンバーの関係なら命令するのが当然だと思う人もいるかもしれませんが、これでは相手に気持ちよく動いてもらうことができません。

「きれいに片づけなさい」ではなく、Iメッセージで「私は嬉しいよ。あなたが片づけてくれると」と自分の感情を言い表す言葉にするだけで印象が違います。

命令されているわけではないのに、片づけようという気持ちに変わります。
ぜひIメッセージを活用してみてください。

4.プロセスを重視したマネジメントをする

リーダーは、結果ではなくプロセスの向上に焦点当てたマネジメントをすることが大切です。

目標を達成するためには、そこに至るまでの道のりとしての日頃の活動が高いレベルで実践されていることが大切で、正しいプロセスがなければ良い結果には繋がりません。もし、プロセスが悪いのによい結果が出たとしたら、それはまぐれです。

プロセスをないがしろにして、結果至上主義に走ってしまうと、目的のためには手段を選ばないということになってしまいかねませんし、コツコツと努力することを軽んじるようになることもあります。

そのため、プロセスを大切にしていると感じられるようなチームマネジメントが重要です。

プロセスを重視することで、メンバーや部下は良い結果を出すためのプロセスをよく考えるようになります。
万が一良い結果が出なかったとしても、過度に落ち込みすぎず、「やり方が悪かった」と捉え、積極的にプロセスを改善するようになります。

このように、結果だけにフォーカスするのではなく、過程を見ることで結果を変えることができるのです。

5.内向き思考から外向き思考にする

内向き思考から外向き思考のチームになることで、メンバーの主体性が高まり、同じ方向のベクトルを共有したチームになることが期待できます。

内向き思考は、自分のニーズや目的にしか関心がなく、他者のニーズや目的には関心がありません。自分のニーズや目的を満たしてくれるかどうか、役に立つかどうかで判断します。このような内向き思考だと、他者と良好な関係を築くことはできません。

「自分たちの仕事は役に立っているのだろうか」「自分たちの仕事は十分なのだろうか」など、メンバーの目を外に向けさせるチームマネジメントが必要です。 最も効果的なのが、外部からのフィードバックです。

外部からのフィードバックの結果が良ければ、モチベーションが高まり、仕事に対するやりがいにも繋がります。
また、外向き思考では「相手のニーズ・目的・課題に目を向ける」ので、相手の役に立ちたいという気持ちになりそのために努力をします。
その努力が人との良好な関係を築けたり、成功へと繋がるのです。

ここまで、目標達成に必要なマネジメント5つのポイントを紹介しました。

次にマネジメントやリーダーシップに必要な能力やスキルをご紹介します。

マネジメントとリーダーシップに必要な能力やスキル

チームリーダーは、リーダシップとマネジメントの2つのスキルが求められています。リーダシップは技術的なものだけでなく、その人の性格や気質などから生まれるスキルも含みます。

チームリーダーという立場を正しく認識し、自分のタイプに合わせて得意なアプローチの仕方を選び、磨いていきましょう。

次に、チームマネジメントのスキルは、チームマネジメントの手法を学ぶことで、スキルを身に付けることができます。 チームマネジメントに必要なスキルは、目標設定力、コーチング力、コミュニケーション能力、率先垂範する力が必要です。 それでは、それぞれ詳しく確認していきましょう。

目標設定力

リーダーに求められる目標設定力は、チームの目標に対して具体的に何をするべきなのか、全体の目標とチームとしての目標との関係性をメンバーが理解できるように伝える力が必要です。 どのような企業にも目標があり、結果を出すことが求められています。しかし、企業など全体的な目標はテーマが大きく抽象的な場合が多いです。理解を促すためには、その目標を自分たちがするべきことと捉え直し、メンバーに明確に伝えることです。

コーチング力

チームで目標を実現するためにどうしていくのか考える、そのためにはメンバーがどう動くのかその仕組みを作ることもリーダーに求められます。個人個人で思いや考え方も違ったり、目標実現のために役割認識が異なっていれば、成果は得られにくいです。メンバー一人ひとりの良さを活かすためにも、個人が持っている能力を最大限に発揮できるようなチームづくりを目指すことが大切です。

コミュニケーション能力

チームで円滑に物事を進めるためには、コミュニケーション能力は必要です。 「時間に余裕なく部下の相談に乗れなかった」「仕事の進め方を見直す機会や改善の気付きが減った」このような状態だと、気持ちが通じ合わなかったり、チームの雰囲気が悪くなったりするだけでなく、チームが崩壊してしまいます。雑談を含むメンバー同士の会話や相談は、チームを活気にし、新しいことにも挑戦しようとする空気が生まれます。コミュニケーションは、成果を上げるために必要で、メンバーが相談できるチームでいることが重要です。

率先垂範する力

リーダーは、仕事をする上で、部下やメンバーの協力を得るためにも率先垂範でなければいけません。率先垂範を表す言葉として、「やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず」もよく引用されます。率先垂範を技術的模範を示す意味に取り違う人もいますが、リーダーはあくまでも役割であって、部下に負けない能力を発揮することではありません。そしてリーダーがメンバーより優れている必要はないのです。真の率先垂範とは、人が嫌がるような仕事も真っ先に取り組むことです。技術や能力の手本とならず、人の嫌がることを取り組む心構えが大事なのです。

ここまで、マネジメントやリーダーシップに必要な能力やスキルを紹介しました。

しかし、中にはもっと深く学びたいとお考えの方もいると思います。

そこで、続いてはマネジメント研修やおすすめの本を紹介します。

チームマネジメントを学べるおすすめの本

マネジメント 基本と原則/P.F.ドラッカー

ドラッカーが自らのマネジメント論を初心者向けにまとめた本格的入門書です。マネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について書かれています。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える1冊です。

最難関のリーダーシップ/ロナルド・A・ハイファッツ

ハーバード大学の卒業生に最も大きな影響を与えたリーダーシップクラスのエッセンスをまとめた本です。企業はもちろん、政府機関や国際機関など、ビジネスに閉じない広い知見が含まれた1冊でもあります。

「人を動かす人」になるために知っておくべきこと/ジョン・C・マクスウェル

全世界でシリーズ累計1900万部を突破したカリスマメンター、ジョン・C・マクスウェルによる1冊です。人を動かすためのノウハウが書かれていますが、自分が自分らしく生きるために必要な技術も書かれています。

日本経営のチームマネジメント研修

日本経営のチームマネジメント研修(NaviLight)は、チームが高いパフォーマンスを上げることを目的としたリーダーのための特別なマネジメント研修です。
弊社では、学術的な研究と実際の検証に基づき、チームの成果に貢献する8つの行動と、その行動を引き出す9つの心理要因を体系化しました。

一人ひとりが主体的に行動する自律的なチーム作りをお考えの方におすすめです。

チームとしての成果を高めるため、マネジメントスキルを身につけ発揮したいとお考えの方は、下記ボタンからNaviLightの詳細ページをご一読ください。

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このレポートの解説者

橋本竜也(はしもと たつや)
株式会社 日本経営 取締役

入社以来、人事コンサルティング部門にて、一貫して病院・企業の人事制度改革に携わる。2006年には調剤薬局に出向し、収益改善と組織改革を実現。コンサルティングにおいては、人事改革、組織改革のほか、赤字病院の経営再建にも従事。2013年1月福岡オフィス長に就任。2017年10月より株式会社日本経営取締役。

本稿は掲載時点の情報に基づき、一般的なコメントを述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

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