労働保険・社会保険の手続き事例Q&A「労働保険料申告・算定基礎届の手続き」
Q :労働保険料の申告と算定基礎届の書き方がわからず苦労しています。
手続き担当者が退職してしまいました。毎年、労働保険料の申告と算定基礎届をやってもらっていましたが、今年は誰も書き方がわからず、説明書を見ながらなんとか提出しました。今後はできれば専門家にお任せしたいです。
A : 社会保険労務士からの労務管理アドバイス
担当者が退職してしまいやり方がわからない、というのはどの仕事でもよくある話です。入退職に伴う取得・喪失手続きであれば、頻度も高いため何度かやっていけば慣れるものですが、労働保険の年度更新と社会保険の算定基礎届は、年に1回のことなので、前年に実際にやった担当者でも四苦八苦することもあるでしょう。
労働保険の年度更新は、事業主が労働保険料を納付するためのもの、社会保険の算定基礎届は9月以降の社会保険料を決めるためのものなので、間違えて申請してしまっては大変です。
弊社では各種手続を代行しておりますが、労働保険の申告と算定基礎届の提出だけの申し込みも受付しております。
担当者が退職してから別の人を採用せずに、今いる人材でなんとか回してきました。ただ、労働保険と算定基礎届は片手間ではできず、専門家にお任せできてよかったです。
入退職に伴う手続も結構多く煩雑なため、手続全般担当してくれる人を採用しようか検討していましたが、それよりも専門家に全てお任せするほうが、総合的にかかる費用を考えると安いので、今後は手続全般まるごとお任せしたいと思っています。
本稿は掲載時点の情報に基づき、一般的なコメントを述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。