労働保険・社会保険の手続き事例Q&A「新事業所立ち上げによる新規適用手続き」
Q : 会社を設立することになりました。保険関係手続きをお願いできますか。
今度新しく会社を設立することになりました。従業員も数名採用予定です。従業員に保険証を早く渡してあげたいこともあり、なるべくスムーズに手続きを進めたいので、保険関係手続きをお願いできますか。
A : 社会保険労務士からの労務管理アドバイス
なるべくスムーズに進めたいため、手続を任せたいというのはとてもいい考えですね。
会社を設立したら、社会保険の新規適用の届出は必ず必要です。また、従業員を一人でも採用するのであれば労働保険の成立、その雇用保険の加入要件にあてはまる働き方をさせるのであれば、雇用保険の設置届も必要です。
上記のものは事業所関係の手続ですが、従業員関係の手続としては、社会保険や雇用保険の加入手続きがあります。事業主様自身の社会保険の加入も必要です。
社会保険の新規適用と同時に従業員の社会保険加入手続きをする場合、新規適用に時間がかかるため、通常の入社の際の社会保険取得手続より時間がかかります。従業員の中には保険証を急がれている方もいるかもしれません。手続に手間取り本当にやってくれているの?とスタッフが不安に思うことのないよう、専門家に任せましょう。
このたび会社を設立し、無事に開業することができました。開業前は本当に忙しく、保険関係は全てお任せしました。こちらは必要書類を揃えればいいだけで、年金事務所やハローワークに行く手間も省け、また従業員にも開業後あまり待たせることなく保険証を渡すことができました。お任せして本当によかったです。
本稿は掲載時点の情報に基づき、一般的なコメントを述べたものです。実際の経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。